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标 题: 「もののけ姫」を読み解くzz [2]
发信站: 两全其美 BBS (Wed Apr 6 18:20:28 2005), 本站(lqqm.net)
1,照葉樹林文化
映画『もののけ姫』の原点の一つに「照葉樹林文化論」が挙げられる。
宮崎駿監督が、七〇年代から中尾佐助(一九一六~九三)氏の提唱した「照葉樹林文化
論」に傾倒していたことはよく知られている。八〇年のテレビ『(新)ルパン三世』の演
出の際には、「照樹務(テレコム)」というペンネームを使っている。「明治神宮の照葉
樹林の散策が大好き」と語り、雑誌『世界(八八年六月臨時増刊号)」には中尾氏の著書
『栽培植物と農耕の起源(岩波新書)』の熱烈な書評を書いたこともよく知られている。
『もののけ姫』の舞台は原生林に設定されているが、これが堂々たる照葉樹林である。
宮崎監督は何故照葉樹林にこだわり続けるのか。
●西南日本の源流たる照葉樹林文化
かつて日本の南半分はうっそうとした暗い原生林が覆っていた。それは、年間を通して
常緑に輝く葉を持つカシ、クス、シイ、タブ、ツバキ類等であった。これらの常緑広葉樹
林を総称して「照葉樹林」という。
太古の昔、照葉樹林帯は中央アジアのヒマラヤ山脈麓(現ブータン)を起点として中国
南西部を経て日本に至るまで、ベルト状に分布していた。照葉樹林帯の各地周辺では、よ
く似た食文化、農業、風習、宗教、伝説が今に伝えられている。同根の文化圏が時空と場
所を越えて発生していたのである。たとえば、ヤムイモやタロイモ、アワ・ヒエ・イ
ネなどのモチ種、そしてナットウなど、数多くのネバネバした食品を好む性質、茶やシソ
の栽培、麹から作る酒、養蚕、漆器文化などである。これらは元来、照葉樹林帯独自の文
化であり、これより北にも南にも存在しなかった。
海路も陸路もおぼつかない太古の昔、民族も国家も違い、交流も薄かった筈の地帯に見
られる驚くべき共通点―、これを「照葉樹林文化」と名付けて体系化し、提唱したのが栽
培植物学者の中尾佐助氏である。中尾氏は、地道なフィールド・ワーク(現地調査)を
重ねて、人間の食文化・農耕と原生植物の分布を関連づけ、その世界的な体系化を試み
たのである。その結果、人類文明の傾向は原生植物に起因しているという驚異的な結論を
導き出したのである。氏は自説の体系を「種から胃袋まで」と記している。
照葉樹林は、温暖で雨に富む湿潤地帯にのみ発生し、森林の蘇生力が非常に強い。つま
り、いくら樹を切っても自然の状態にもどせば砂漠化せず、やがて常緑の森林にもどって
しまうのだ。昼なお暗い神秘の森のほとりに住んだ人々が、そこに神々の世界を見い出し
た所以もここにある。
中尾氏の学説について、宮崎監督は以下のように記している。
「読み進むうちに、ぼくは自分の目が遥かな高みにひきあげられるのを感じた。風が吹き
ぬけていく。国家の枠も、民族の壁も、歴史の重苦しさも足元に遠ざかり、照葉樹林の森
の生命のいぶきが、モチや納豆のネバネバ好きの自分に流れ込んでくる。」(中略)
「ぼくに、ものの見方の出発点をこの本は与えてくれた。歴史についても、国土について
も、国家についても、以前よりずっとわかるようになった。」(前述『世界/八八年六月
臨時増刊号』掲載「呪縛からの解放―『栽培植物と農耕の起源』」)
宮崎監督は、この「照葉樹林文化論」に出会って、「人間と自然」という大テーマを語
る際、「原生林と人間の関係」を描くことが最も根元的な問題と考えたのではないか。そ
して、自らの原点たる原生林を真正面から描いたという意味に於いても、『もののけ姫』
は集大成的作品と言えるのではないか。
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Rei
2005/12/5镜像同步0 回复
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