Japanese
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▼豆腐という食べ物の魅力について、食通で知られた作家の池波正太郎さんが書いている。〈春夏秋冬、いずれの季節にもぴたりと似合った料理ができる〉。 就豆腐这种食物的魅力,以精通美食而为人熟知的作家池波正太郎这样写道,“无论春夏秋冬,都能用豆腐做出适合那个季节的菜式”。 ▼たしかに、これからの季節なら木の芽田楽、夏は冷や奴(…
▼寒の戻りのなかで、プロ野球のパ·リーグがきのう幕を開けた。いよいよ球春である。雨と寒さを心配していたら、3試合ともドーム球場だった。これならファンは前夜、ぐっすり眠れただろう。 昨天,日本职业棒球太平洋联赛在乍暖还寒的天气中拉开了帷幕。由此,春季的各项赛事就要陆续展开了。因为考虑到会下雨、气温低,所以开幕式的三场比赛…
▼一本目の矢は相手のかたくなな鎧にはじき返された。うろたえて二の矢を放ったが、今度はろくに敵陣に届かずに落ちた。下手な弓攻めを見るような日銀総裁人事の混迷である。 看乱糟糟的日银总裁任命,就像是在看一个箭法差的人射箭――第一支箭射出去,被对手的坚硬铠甲弹了回来;慌慌张张地拉弓再射的时候,箭没到敌营就中途落地了。 ▼とう…
▼能天気だとあきれるか、無責任だと怒るかは人によりけりだろう。ブッシュ米大統領が先日、記者団との夕食会で「思い出のグリーングラス」の替え歌をうたったそうだ。外電を読むと、歌詞はなかなかの代物だ。 据传美国总统布什近日出席记者团的晚宴时,演唱了一首重新填词版的《绿草如茵的家园》(美国民谣)。对此,人们反应不一:有人对他的…
▼立っている時の消費カロリーは座っている時より多い。揺れる電車内では倍にもなるらしい。目上の前で立つのは、あなたより疲れる姿勢で敬意を示していますという、無言の訴えだろう。 人们站着的时候,体内消耗的卡路里数量要比坐着的时候消耗的多。据说在摇晃的电车中站立的时候消耗的卡路里能翻好几倍。站在长辈、领导面前本身就是一种无言…
▼日本籍に転じた最初のサッカー選手は、03年に56歳で急逝した吉村大志郎氏だ。旧日本リーグの草創期、ブラジルの日系2世「ネルソン吉村」は、釜本邦茂氏と組んでヤンマーを強豪にした。 第一位加入日本籍的足球选手就是在03年突然逝世的吉村大志郎(56岁)。在前日本联盟初创时期,巴西籍日裔第二代“Nelson·吉村”与釜本邦茂…
▼東京が春先の雨に煙ったきのう、武蔵野と呼ばれる西の郊外を歩いた。散見する落葉の木々は、まだ裸のままだ。作家の藤沢周平さんは生前、このあたりに住み、雑木林の冬姿を好んだ。 昨日,东京笼罩在一片烟雨朦胧中。我步行去了西郊的武藏野。早春时节的武藏野景色荒凉,稀稀落落散布在四周的树木,依然是光秃秃的样子。作家藤泽周平生前就住…
▼魚偏(うおへん)に雪と書けばタラ、冬だとコノシロ、では神は?漢字にならって日本で作られた国字には、魚偏の文字が一番多いという。判じ物さながらの難読ぞろいだが、日本人と魚の深い縁を示す証しでもある。 鱼字旁加上“雪”字便是鱈(xue)鱼,加上“冬”字便是鮗(dong)鱼,那么加上“神”字呢?据说汉字被日本人仿效并演化后…
▼古書の世界は奥が深い。値段もピンからキリにわたる。二束三文の投げ売りもあれば、値の張る稀覯本(きこうぼん)もある。漱石の『吾輩(わがはい)は猫である』の初版など、上中下そろった美本だと300万円ばかりするらしい。 古书的世界深不可测。价格也有着天壤之别。有的书价格便宜得成堆卖;而有的善本书却价值连城。如果是套数齐全、…
▼かなしい恋の物語、シェークスピアの『ロミオとジュリエット』は、名せりふ満載である。若い2人が、敵同士である互いの家名を捨てたいと嘆く場面は、特に名高い。 莎士比亚的爱情悲剧故事《罗密欧与朱丽叶》中,脍炙人口的台词比比皆是。其中两位年轻人感叹要放弃互为仇敌的家族姓氏的一幕,犹为经典。 ▼〈名前ってなに? 薔薇(ばら)と…
▼蛇の頭と尻尾が争う、古い寓話がある。いつも頭の行く所へ付いて行かなくてはならない尻尾は、不満たらたら。天に向かって「私は頭のお付きじゃない」と訴え、たまには先を歩かせてほしいと頼む。 古代寓言中有一则“蛇头尾相争”的故事,讲的是:蛇的尾巴非常不满于总是跟在头的后面,头去那儿它就得去那儿。于是,就向老天爷发牢骚说:“我…
▼スポーツと観衆について、一つの「法則」があるそうだ。勝者が得るものと敗者の失うものの差が大きいほど興奮は増す、のだという。人気チームの戦いも、親善試合では盛り上がらない。 据说关于竞技与观众,有一条“法则” 就是:胜者与败者的得失越悬殊,观众就越兴奋。如果是“友谊比赛”的话,即便是人气很旺的球队,赛场气氛也不会太热烈…
▼桃の節句を過ぎてなお、弥生の空は、春の誘いと、冬の名残に揺れているようだ。人の思いも、どこか似ている。たとえばこの季節の旅。春を迎えに南へ行くか、冬を追って北へ向かうか。楽しくも心迷うものがある。 女儿节已经过去,然而三月的天空却似乎依然在春天的邀请及对冬天的眷恋中犹豫不决。人们的想法也与此有些相似。比如这个季节的旅…
▼10年ほど前、下町のステーキ屋での話だ。1000円の定食を出す小さなチェーン店。べろんとした肉は安いなりの味ながら、生野菜のドレッシングが妙にうまい。店主に言うと、種明かしがあった。 故事发生在10多年前,平民街的一个牛排屋里。那是家出售1000日元盒饭的小型连锁店。虽然是廉价的肉,但加入新鲜蔬菜做成的调味汁后就特别…
▼作家の山口瞳が飲み助について書き連ねている。「純粋である。だから酒にむかってゆく。傷つきやすい。だから酒を飲む」(『酒食生活』ハルキ文庫)。大日本酒乱党を宣言した人らしい心意気だが、凡人の当方、その境地には遠い。 谈到喜欢喝酒的人时,作家山口瞳列举了这么两点:“他们为人单纯,所以近酒;他们容易受到伤害,所以贪杯” (…